芦屋市立図書館打出分室

　過日、シンポジウムで聞いた作家、村上春樹が通っていた図書館が気になっていた。甲子園に行った帰り、阪神電車「打出」駅に途中下車。北に少し歩いたところに蔦の絡まった建物がちゃんとあった。フレンチレストラン「シェ・モリ」に行ったのは夜だったので暗くて分からなかった。燦々と陽が当たる今日はばっちり。町名が振るっている。「打出小槌町」（うちでこづちちょう）。何やら、お金持ちになった気分になる。流石、芦屋である。

　芦屋市立図書館打出分室。教育文化センターとしても使われている。「景観形成重要建造物」だそうである。「この建物等は地域の景観上、重要な財産です」（兵庫県）。中に入ったが、あまり広そうではなかった。本館だった昔とは使い方が違っているのかもしれない。それにしても、堂々とした建物である。