大渋滞

 正月は丹波の実家で年越し。今年はどういうわけか寒波の襲来で、何と雪。いつもなら、降ってもすぐに消える程度だったのに、20センチも積もった。元旦に氏神様とお寺に参拝するのは例年と同じ。

 例年と違ったのは城崎温泉行。定年退職と還暦を祝って、子供たちが企画してくれた。実家から車で3時間ほど。あぶれた1人は電車で先発。5人で向かったが、丹波と但馬をつなぐ峠が大雪で登れない。チェーン装着にも難儀し、一時はどうなるものかと危ぶんだものの、最終的には自動車専用道を利用することで何とか現地に到着。

 城崎温泉の外湯は何度来ても気持ちがいい。前日降った雪が残っている上、雨にも降られお天気は生憎だったものの、温泉町の佇まいは情緒深い。この風情は日本国内に数ある温泉町の中でも格別のものではないか。 

 しかし、帰りは大変だった。帰途に就いたのは3日の午後3時半。最寄の自動車専用道「北近畿豊岡自動車道」和田山インターにたどり着くまで1時間30分かかったのは仕方ないにしても、若狭舞鶴自動車道の三田・宝塚あたりから渋滞に巻き込まれた。

 中国自動車道→名阪自動車道を経て名古屋に着いたのは午前零時すぎ。ETC深夜割引制度を利用すると5割引きなので、午前11時ごろになると、近くのサービスエリアは時間調整する車であふれるほど。

 名古屋で2人降ろして最終目的地・東京に向けて再び車を走らせ始めたのは午前1時ごろ。名古屋からは東名一路だが、これが各所で渋滞が発生し、すさまじく込み合った。東京・練馬の自宅にたどり着いたのは何と午前9時30分。

 サービスエリアやパーリングで何度も何度も休憩し、お腹にモノを入れたりしたにしても、名古屋―東京間だけで8時間30分。城崎を出発してからでは18時間。いつもの2倍以上の時間を要した。聞きしに勝る渋滞ぶりだ。

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