亀甲竹

①亀甲竹(きっこうちく)

 都立光が丘公園の中にある屋敷森跡地に植えられている。ネットフリー辞書「ウイキペディア」によれば、亀甲竹は孟宗竹(モウソウチク)の突然変異で、稈の枝下部分の節間が交互に膨れており、節が斜めとなった竹。亀甲状に稈が連鎖したその不思議な形は観賞用に庭園へ植えられて珍重される。

 京都特産と言われており、京都ではキッコウチクを収穫し火あぶりにより磨き上げた製品を京銘竹として京都府伝統工芸品の一つに指定している。加工品は主に床柱・花器・結界など。なおテレビドラマの水戸黄門に登場する水戸黄門の杖はキッコウチク製である。

②屋敷森跡地


 300年の歴史を持つ農家の屋敷森跡地。奥まったところのしだれ梅が好きで、この季節には必ず観に来る。屋敷もその主もずっといないのに、毎年見事が花を咲かせてくれる。ちなみに、光が丘には「成増飛行場」(高松飛行場とも呼ぶ)があった(昭和18-20年)。その後、米陸軍の家族宿舎、通称グラント・ハイツがあって、1200世帯の住む「練馬の中のアメリカだった」という(昭和21-48年)。しだれ梅はこの歴史も知っているはずだ。

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