歌舞伎座

　毎日、前を通るのがこの歌舞伎座。４月に入って、「歌舞伎座さよなら公演　四月大歌舞伎」の垂れ幕が掲げられた。閉場まであと１年。チャンスのあるうちにパシャリ。

　この歌舞伎座の建物は１年後に取り壊され、跡地に新劇場と複合オフィスビルが建つ。完成は２０１３年３月。新劇場の外観は屋根が弓上になった伝統的な唐破風（からはふ）のデザインで、座席数約２０００。併設ビルは高さ１５０ｍ、地上２９階建て。銀座地区で最も高いビルになるという。

　芝居のことはどうでもいいが、気になるのは同じ敷地内にある「歌舞伎そば」の存続問題。愛用しているそば屋が姿を消すのは忍びない。１月下旬に立ち寄った際は、新ビルに入れなさそうな雰囲気だったが、その後どうなったのだろうか。今のままの”立ち食い”的な形で残れるとは思えないだけに心配だ。歌舞伎座関係者の中にもお世話になっている人が多かった。本当に気になります。