『2012』
大地震、大噴火、大津波、そして大洪水・・・。天変地異のオンパレードが世界を襲う。2012年12月21日。全世界が”終末”を迎える。とんでもない映画だ。CGを駆使した画面は迫力満点だが、これが現実に地球に起こると考えたら、言葉を失う。
高度な天文学・数学の知識を持ち、栄えていた古代マヤ人が残した暦には、その日以降の記述がないという。それが”世界終末の日”・・・。地球温暖化とそれに伴う天変地異を目の当たりにしているだけに、絵空事と一蹴に付せられないのが逆に恐ろしい。
そのときまであと3年弱。われわれはどう対処すればいいのか。何も知らされないほうが幸せなのか。極めて現実味を帯びたシナリオだけに、言葉を知らない。
ローランド・エメリッヒ監督・脚本・製作総指揮、2009年アメリカ映画。上映時間2時間38分。恐ろしい映画である。