彫刻・朝倉響子展

 上野の森美術館ギャラリーで「彫刻・朝倉響子展」が開かれていたのを知って出掛けた。展示されているのは9点だけで物足りないが、それは鑑賞者の勝手な感想だろう。制作するのは大変に違いない。新作は胸像の「アリサ」。

 朝倉響子氏は日本を代表する女流彫刻家。今年84歳の高齢だが、今も制作を続けているという。父親は明治から昭和に活躍した朝倉文夫氏(1883~1964)。”東洋のロダン”と言われたそうだ。朝倉彫塑館には二度ほど出掛けたことがある。

 会場の担当者に「どこへ行けば、朝倉響子氏の作品をたくさん観られるのか」と尋ねたら、そんなところはないとの答え。絵画なら結構そういうところがあるのになぜだろう。会場の壁に、「主なパブリックコレクション」が掲示されていた。身近なところをメモした。作者の名前を知らずに、作品には触れていたことを知った。

・兵庫県立近代美術館
・朝倉文夫記念館(大分県朝地町)
・東京都練馬区役所
・東京都中央区役所
・日本プレスセンター
・日本橋プラザ
・東京都庁・都民広場
・姫路駅前
・現代彫刻センター(東京)
・彫刻の森美術館(箱根)

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