ズッキーニ

 玄関先の植木鉢に植わったズッキーニ(蔓なしカボチャ)に黄色い花が咲いた。アメリカ南部からメキシコが原産。しかし、「ズッキーニ」(Zucchini)という名前はなぜだかイタリア語で、地中海沿岸のイタリアや南フランスで欠かせない食材だ。日本でも宮崎県や長野県、千葉県などで栽培されているという。花がついたままの未熟な果実が食用になる。

ズッキーニを初めて食べたのはてんぷら。ロンドンに住んでいたころ、日本人の友人宅に招かれたとき、食卓に登場した。玉ねぎと一緒にかき揚げで出てきた。英国では玉ねぎやきゅうりなどと並んで八百屋やスーパーの売り場で売られており、別に特別な野菜ではない。

 最近でこそ、日本国内でも生産され、売り場にも置かれるようになったものの、特殊野菜であることは確か。探さなければ手に入らないのでは話にならない。知人に苗をいただいて家人が鉢植えにした。花は咲いたが、果たして実はなるのか。

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