「みんなの党」の街頭演説を聴く

 参院の選挙戦はとっくに始まっているものの、サッカーW杯の行方が気になって、とても選挙モードに入ったとは言えなかったが、とにかくサムライジャパンの戦いも決着が付いた。終わった。これで世の中的には一挙にモードが切り替わったはずだ。

 もっぱら新宿だが、午後5時半ごろに西口を歩いて通過し、7時半ごろにまた逆方向に通過するのがここ1年半の平日パターン。そのころにはイベントが催されていたり、路上ミュージシャンのライブが聞こえたりして、結構時代の雰囲気を感じられる。

 ここ1週間ほどはやはり選挙の街頭演説だ。これまでに自民党、幸福実現党の演説を聞いて、この日はみんなの党を聞いた。みんなの党の政策を聞くのは初めてで、江田憲司幹事長の演説を聞いた。BS朝日の番組でもちょくちょく見掛ける顔だ。

 自治労・日教組など労組丸抱えの民主党を社会主義を目指す無能政権とずぱっと斬り込み、返す刀で企業べったりかつ官僚丸投げの政権運営を何十年も繰り返していた自民党の堕落ぶりを切り捨てる。民主党のいい加減さに騙されたことにようやく気付きつつも、いまさら自民党でもあるまいと思う有権者にとっては気になる政党ではある。

 現役時代は忙しさにかまけて、各政党の政策・人物をしっかり検討したことはなかった。自分の中にそれなりの判断基準はあるにしても、投票所で初めて立候補者の顔を眺め、ほとんど即断即決したこともあった。いい加減な投票行動が生んだ政治はだれのせいでもない。自分がいい加減に選んだのだから、自分のせいでもある。

 もちろん、自分の選んだ候補が当選するとは限らない。自分で1票を投じた政党が政権を握るかどうかも分からない。しかし、重要なのは自分の判断基準をしっかり持つことだ。そして政治を厳しく監視することだ。いつまでも騙されるわけにはいかない。
 

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