踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!

 ユナイテッド・シネマズ・トシマエンで「踊る大捜査線THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」を観た。「MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ」(2003年)以来、7年ぶりの作品。MOVIE1は1998年公開。映画としては3作目だが、「交渉人 真下正義」(2005年)や「容疑者 室井慎次」(2005年)などスピンオフ作品を生みだしている。

 映画化される前に1997年からテレビドラマとして長年放映されており、最初の作品化から10年以上経過している。テレビで何度も再放映されているので、かなりの部分観ていることになる。こうなってくると、「寅さんシリーズ」や「鬼平犯科帳シリーズ」に近い。

 故いかりや長介が演じた和久指導員はいなくなったが、青島俊作刑事(織田裕二)や恩田すみれ巡査部長(深津絵里)、神田署長・秋山副署長・袴田刑事課長の3人組、もちろん長官官房審議官の室井警視監らは健在。新たに和久さんの孫という設定で和久巡査部長(伊藤淳史)、本庁と所轄の間に立って調整する鵜飼管理補佐官(小栗旬)が加わった。

 青島警部補は湾岸署刑事課強行犯係の係長に昇進。管理職としての業務も担う。健康不安も抱え、仕事一途な立場から変質した。湾岸署がハイテク装備で武装した新湾岸署に引っ越しする。その引っ越し対策本部長が青島。青島刑事も歳を取り、前作までのパワフルさはなくなったが、恩田刑事との掛け合いも含め楽しめた。

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