麻布十番納涼まつり

 麻布十番は江戸時代から300年以上の歴史を有する東京でも古い商店街だが、何せ足場が悪いのが最大の難点。確か20年ほど前に行ったときはタクシーに乗った記憶があるくらいだ。昔の情緒を残した風情のある街とはいえ、あまりに不便なら行く気にもならない。

 ところが営団南北線(現在は東京メトロ南北線)と都営大江戸線が真下を通るようになってからはあっという間に名所になってしまった。俗化の波を被らなかったのが逆に新鮮で、むしろ麻布十番をぶらつくのがステータスになった感がある。

 町興しもあって、今や至るところで祭りだらけ。しかし、この麻布十番納涼まつりは近くに大使館やインターナショナルスクール、外国人居住者マンションなどが立ち並んでいるのでとにかくインターナショナルな点が他の祭りと違うところだ。

 昔はこじんまりした地元のための祭りだったが、都内随一の賑わいのある祭りに変貌してしまった。金-土-日の3日間15-21時開催だが、初日開幕2時間半の時点で人、人、人。郊外や地方都市と比べ、圧倒的に若者が多い。東京中の若者が集まったような感じだ。浴衣姿が目立つ。

①雑式通りはかくのごとし


②あのタイ焼きやさんはここに

③赤い靴の女の子「きみちゃん」像も

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