遺影パンク

 最近では色んなバンクがある。思いついただけでも人材バンク、ネットバンク、血液バンク、アイバンク、データバンク、骨髄バンクなどなど。しかし、「遺影バンク」というのは初めてだ。例によって新宿西口地下街を歩いていたら、「遺影バンク」の誕生を告げる写真展が開かれていた。新宿駅西口広場イベントコーナー。

 「遺影バンク」はデジタル画像加工・修正大手の株式会社アスカネット(本社・広島市)がこの日から始めたサービスだ。自分が気に入っている写真や家族の写真を、将来遺影写真とする目的で生前に預け、葬儀で使用する仕組みだ。登録無料。

 遺影バンクでは写真の保存以外に、家系図やメッセージ、自分史、住所録、日記なども遺せる各種ツールを無料で使用できるという。同社は全国の葬儀場約1600カ所と契約して遺影写真の加工を受注。2010年4月期には年間約27万枚を手掛けたという。いやはや、いろんな商売があるものだ。

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