シデコブシ
自宅近くの小学校のプールのそばに立つ大木だ。毎朝、そばを通りながら見上げている。この季節は花が咲くので余計だ。校舎の裏庭には桜の大木もあるので、桜が咲き始めると、そちらに目が行く。しかし、こちらは桜よりかなり早くから咲いている。
シデコブシはモクレン科。コブシの仲間だが、花びらがより細長く、大きく開くという。正直言えば、これが本当にシデコブシなのかどうか自信がない。だれかにそう教えてもらっただけだ。シデコブシは岐阜、愛知、三重のごく限られた地域の、しかも低地・低湿地にしか自生しないらしい。それゆえ、「準絶滅危惧」種とされるとか。
そんな珍しい木が東京の片隅に植えられているのはどういうわけか。学校の校庭だから、教育的見地から植えられていることはあり得ると考えるべきか。追及する必要がありそうだ。