東京ボランティア・市民活動センター

  ゴールデンウィークには被災地にボランティアに行こうと考えているが、60代になって体力・健康面で完全な自信があるかと問い詰められれば、確信を持てないのは確かであるため、踏み切るまでには至っていない。万一、自分が現地で倒れた場合、迷惑をかけかねない。

 良かれと思ってやってみた結果、悪い結果を招くことはあるものだ。体力万全な人だって、万一ということはあり得る。そこまで考えていたら、やれることもやれないと思うものの、その指摘に反論できない。60歳を過ぎて体力や健康面で全く問題がないというのはすばらしいことだが、想像するに、その年齢で経年劣化・金属疲労していない肉体はないのではないか。普通に使っていたら、どこかに問題が生じているはずだ。

 それでも、もし急に出掛けることになった場合、すぐに出動できるように、ボランティア保険にだけは入っておくことにした。東京ボランティア・市民活動センター(新宿区神楽河岸セントラルプラザ10F)に出掛けた。東京でのボランティア活動の拠点だ。

 東日本大震災被災地支援では都民ボランティアを既に第9期にわたって募集している。とりわけ私も参加を検討していたGW中の募集には定員を何倍も上回る応募が集まり、募集開始後10分ほどで募集が締め切られたことがニュースになった。

 今回の被災地支援では市内・近隣の方のみの募集が多いほか、市外・県外からのボランティアを受け入れているところも、GW中は現地での混乱を恐れて、受け入れ中止が相次いだ。3.11当日からフォローしていた宮城県気仙沼市でもそうだった。

 受け入れる側も仕事の調整や対応に限界があるのだと思う。気持ちばかりあせるが、この日は保険加入とお金での支援を少しするにとどまった。被害の甚大さからみれば、支援・復興に必要なボランティアの協力は長期化するのは必至だ。自分でできるところからやることにしよう。

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