11年ぶりの皆既月食

22時51分

 

22時58分(pc画像)

 

23時28分

 

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10日(土)深夜から11日(日)未明にかけては忙しかった。寒いのに、外に出たり入ったりを何度も繰り返した。月が地球の影に隠れる「皆既月食」を観賞するためだ。芸術作品だけでなく、珍しい天然現象を観賞するのも楽ではない。

雨が降ってはまるきしアウトだし、少しでも雲がかかると、それもダメ。タイミング良く晴れてくれなければ、見たくても見られない。そもそも、遠く海外に出掛けなくても、自宅から、それも肉眼で見られるような機会は滅多にない。月が隠れてから再び姿を現すまでの全過程を、日本にいながら観測できるのは2000年7月16日以来、11年ぶりのことだという。

東京西部の自宅の前やベランダから見たが、ライブ映像を流そうとしていた熊本など他の地域は雨が降って中継は中止。明石市立天文科学館での中継も途中、何度も雲に遮られて映像が見えなくなった。そんな中で東京はよく晴れ、肉眼でもしっかり見えた。月食は10日午後9時45分から始まり、同11時5分に皆既月食となった。それが53分間続き、同11時58分に終わった。

「月食は太陽と地球、月が一直線に並び、地球の影で月面がすべて覆われる現象。地球の大気がレンズのような役割を果たし、太陽光が屈折して月面にあたるため、日食のように完全には黒くならず、赤黒く見える」(8日付日経夕刊)。デジタルカメラでとてもうまく写らないが、それでもお月さんが赤黒くなっているのが分かった。宇宙のロマンではある。次回、日本全国で皆既月食が見られるのは2014年10月8日。

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