電波塔と野イチゴ

木立ち

 

春分の日を前にお墓を掃除した。敷地を掃き、しきびと花と線香を供えた。やはり、やるべきことをやると気分は良い。お墓のすぐそばに上に登っていく道が切り開かれた。100mほど上に電波塔が立っており、それがどうなっているのか前から気になっていた。

思い切ってそこまで登ったら、確かに鉄塔が立っていたが、立ち入り禁止の表示板以外何もないので帰った。あとで近所の人に聞いたら、ソフトバンクの中継基地だという。鉄塔は送電線しかなかったのは昔で、今は携帯電話のための電波塔が身近な場所に立つ。時代も変わったものだ。

 

電波塔を確認して下に降りようとして足元に赤い実がなっているのを見つけた。どうやらの野イチゴらしい。山に入る人は今ではほとんどいなくなってしまった。電波塔ができたおかげで、こんなところに、こんな可憐な野イチゴが自生しているのを知った。

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