The Iron Lady

 

作品名：The Iron Lady(マーガレット・サッチャー鉄の女の涙)
キャスト：メリル・ストリープ（サッチャー役）
ジム・ブロードベント（夫のデニス役）
監督：フィリダ・ロイド
制作：２０１１年／イギリス映画／１０５分

英国史上初の女性首相として足掛け１５年間にわたって同国を、そして世界を引っ張ってきたマーガレット・サッチャー氏。頑迷強固ながらも、華々しいキャリアに彩られた政治映画か伝記物だろうと勝手に想像していたら、全く予想が外れた。

出だしからそうだ。買い物帰りの老女がヨタヨタ、モタモタ、トボトボ歩きながら、夫に先立たれ、独り暮らしになった自分のマンションに帰っていく。その後ろ姿は孤独感にあふれ、とても在任中、「鉄の女」の異名を取った同一人物とは思えない。どこにでもいる年老いた１人の女性だ。それまでの人生で、どんなに歴史的に偉大な仕事を成し遂げた人物でも、大概はキャリアが終わるとお役御免で、老いに直面する。その現実からは誰も逃れられない。

１９５９年（３４歳）に下院議員に当選し、１９７０年（４５歳）にエドワード・ヒース内閣で教育科学相を務めた。１９７５年の保守党党首選に当選し、首相に就任。不況と高失業率にもかかわらず支出削減策を推進し、１９８２年３月に勃発したフォークランド紛争では艦隊・爆撃機を派遣し、６月には勝利を収めた。１９８６年にはビッグバン（金融改革）を断行、経済好転のきっかけをつかんだ。

首相として３度の総選挙に勝利しながらも、人頭税導入提案、欧州統合強化反対などから党内分裂を招き、結局１９９０年（６５歳）に首相と党首を辞任。

 

Watch your thoughts,for they become words.考えが言葉になり、

Watch your words,for they become actions.言葉は行動となる。

Watch your actions,for they become habits.行動は習慣となり、

Watch your habits,for they become character.習慣は人格となる。

Watch your character,for it become your destiny.人格はあなたの運命になる。

What we think,we become.考えが私たちを作るのです。