ベナンから来た神父
今夜の勉強会にはサプライズゲストが現れた。西アフリカ・ベナン共和国から来日5年目のオボス・エティエン氏。ベナンと言えば、オフィス北野所属タレントのゾマホン氏が有名らしいが、芸能分野に弱い(関心も薄い)私には未知の国だった。オボス氏はベナンに2003年に開校された「たけし日本語学校」の卒業生。
オボス氏は特定非営利活動法人(NPO)「アフリカ日本協議会」のHP(10年発行アフリカNOW)に自分の日本での活動を紹介している。それによると、小学校から大学までの全課程を神学校で過ごし、大学では神学と哲学を学ぶ。
大学卒業後の02年にカトリックの神父になり、数年間、病院付き司祭(チャプレン=chaplain)として国内で働いたのち、06年に初来日。アジア学院で農学を学び、現在は横浜薬科大学で漢方・生薬の研究をする一方、神父としてミサも行っているという。