お宮詣りふたたび

あまりの暑さに氷のお手拭き登場

 

狭い境内は祈願を待つ人人人

 

8月5日の水天宮(東京都中央区日本橋蠣殻町)は大混雑だった。安産祈願とお礼参りの妊産婦および付添いの家族が狭い境内に押し寄せた。戌の日(犬の安産にあやかって)と大安吉日と日曜日が重なったためだ。

この3つが重なる日はほとんどない。今年はこの日1日だけだ。土曜日もなかった。昨年は3月20日が日曜日、7月30日は土曜日だった。予想はしたものの、それを上回った。

開門7時、祈願受付8時だった。車で到着したのは9時ジャスト。そのときは既に入口まで長い長い列ができていた。どうせなら戌の日に、なるべくなら大安に、できれば週末にと誰しも思う。そして混むだろうが、そんなでもないかもしれないと希望的観測をしながら出掛ける。着いて、混雑ぶりに驚く。しかし、もう後に引けない。そんなところだろう。

しかし、この混雑も後になれば、良い思い出になる。長い、長い列に並んだのも思い出に。人生は思い出を作ることから始まると言っても過言ではない。そんなことをつい考えた。

祈願は30人くらいを1グループに15分くらい。あまりに人が多く、それを迅速にさばくためか、この日は椅子は取り除かれ、全員立ったままで祈祷を受けた。時間も短かった。13組一緒に受けた中で何とツインが3組あった。えらく高い確率だ。世の中は確実に双子が増えている。

水天宮の境内を見る限り、少子化はどこの国の話かと思える。恐らく東京中の安産祈願、お礼参りがここに集中しているのではないか。全国の人口が東京に一極集中し、その東京の中でも水天宮1カ所に集まってくる。1強多弱だ。

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