原田泰治『ふるさと心の風景』展

「ふるさと」の言葉に誘われて・・・

「ふるさと」の言葉に誘われて・・・

 

懐かしい風景が広がる

画家として初めて書いた「うしろのしょうめんだーれ」

 

日本のビジネスセンター・大手町は懐かしい街だ。駆け出し記者の頃はこの周辺の空気を吸っていた。今では高層ビルが建ち並び、景観は一変した。それでも昔の面影を残しているところも少しはある。その1つが大手町2丁目の逓信総合博物館(ていぱーく)。情報通信関係の総合博物館らしいが、一度も入ったことはなかった。

このところ、神田からの帰りにこの前を通る。だから原田泰治『ふるさと心の風景』展を開催しているのを知っていた。たまたま今日は時間があったのと入場料大人110円に惹かれて、しばし迷いながらも入館した。展示作品はふるさと切手「ふるさと心の風景」シリーズ35点。これがなかなか良いのだ。どこかで目にしたことのあるふるさとの原風景が広がる。

原田泰治氏は1940年(昭和15)、長野県諏訪市生まれ。1歳のとき、小児麻痺にかかり両足が不自由になる。1944年に開拓農民として一家で長野県下伊那郡伊賀良村(現・飯田市北方)に移住し、中学校までの10年間を過ごす.デザインの仕事の合間に、少年時代を過ごした伊賀良村の思い出をテーマに絵を描き始めた。

ビデオを見ていて彼の素朴で、天真爛漫な性格に心を動かされた。彼の話を直に聞きたいと思った。特別講演会は既に終わっていた。ネットで講演の模様が報告されていた。スライドを使った内容。一度聞きたい。

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