スープ入り焼きそば
都営地下鉄の吊り広告を眺めていたら、奥会津・三島町の「焼きそばラーメン」が紹介されていた。世の中にはずいぶんいろんなものがあるもんだと思いながら、6月初旬に栃木・塩原温泉で食べた「スープ入り焼きそば」を思い出した。
食べたのは「釜彦」(那須塩原市塩原)。50年前に店主が考案し、今や「塩原名物B級グルメ」だという。温泉街を車で流していたら、至るところに「スープ入り焼きそば」の幟が立っている。
やっぱり気になるものだ。ビジターセンターで「どんなもんですか」と聞いたら、「一度は食べてみる価値があります」との答え。焼きそばをスープに入れるなんて邪道だと思うが、食べてみると、結構いけるのだから不思議。
お店のおばあちゃんに聞くと、「焼きそばとスープのバランスがなかなか微妙。なかなかまねられないよ。ここへ来て何度でも食べていって」と言われた。なかなか絶妙な味だ。病みつきになりそう。
釜彦はかつて温泉街にあったが、人気に火が付いて、今や国道沿いに新店舗を新築して移転。行列ができるほどだ。B級グルメは侮れない。
青森県には「つゆ焼きそば」があるらしい。インスタントでも「ペヤングスープやきそば」(まるか食品)が出ているとか。元祖・本家争いも忙しいらしい。