「はやぶさ２」打ち上げ

「はやぶさ２」打ち上げ(JAXA　LIVE 映像)

力強く飛行中（同上）

小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げを宇宙航空研究開発機構（JAXA）のLIVE映像で視聴した。当初11月30日に予定されていた打ち上げは2度延期され、結局12月3日午後になった。ロケットからはやぶさ2が分離されるまで1時間40分ほどかかった。成功だった。

日本の宇宙探査は失敗の歴史。火星探査機「のぞみ」（1988年）は電源故障、金星探査機「あかつき」（2010年）もエンジン系トラブルで周回軌道投入に失敗（現在、15年の再投入待ち）だ。

そうした中で、03年5月に打ち上げられた初代「はやぶさ」もトラブルに次ぐトラブル、ピンチに次ぐピンチに見舞われ、何度も地球帰還は断念されそうになった。そこを粘り強く、問題点を克服しながら、4年の予定を7年もかけて、それでも10年6月に戻ってきた。

それが日本人を始め世界の多くの人の感動を呼んだ。その記憶はいまだ鮮明だ。今回のはやぶさ2の打ち上げに対するメディアの関心が高かったのはそのせいに違いない。

多言語による日本情報発信サイト「nippon.com」に、簡単な「はやぶさ2」の紹介記事を書いた。