「『格差』を正当化できるかどうかが問題」
世界的な格差拡大に警鐘を鳴らす『21世紀の資本』の著者、フランスの経済学者、トマ・ピケティ・パリ経済学校教授がアイドル並みの旋風を巻き起こしている。
日本にも4日間滞在し、講演や記者会見、学生との討論会をこなす一方、各種テレビ番組などにも出演し、一大ブームをもたらした。著書は世界で150万部のベストセラーとなり、日本語訳書も飛ぶように売れているという。
硬派の経済書がベストセラーになるのは不思議だ。格差問題が関心を呼んだこともあるが、むしろ人間は「お金(所得)の話」が好きだということではないだろうか。
日本記者クラブでも1月31日(土)に記者会見するので楽しみにしていたが、入院が長引いて会見に出られなかった。たまたまNHK「クローズアップ現代」がインタビュー番組を放映したので見た。