「越上山」ハイキング

西武秩父線東吾野駅は閑散としていた

平日朝の西武秩父線東吾野駅は人の姿がほとんどなく静かだった

 

駅の裏手には梅が咲いていたが、洗濯物ものどかだった

それでも駅の裏手の民家の庭には梅が咲き、洗濯物が干され、生活があった

 

のどかな村落ユガテを歩く

のどかな村落「ユガテ」を歩く

 

木漏れ日を浴びながら木立の中を歩く

木漏れ日を浴びながら木立の中を歩く

 

本日の目的地は「越上山」(566m)だった

本日の目的地は「越上山」(566m)だった

 

飯能の街が見えた

遠くに見えているのは飯能市だろうか

 

やはりご飯を食べているときが幸せ

やはり食べているときが幸せだ

 

こんな道ばかりだと楽だけど・・・

こんな道ばかりだと楽だけど・・・

 

大学時代の友人から山歩きを誘われた。術後、2カ月足らずだったが、こわごわ誘いに乗った。潰瘍性大腸炎とはおさらばしたものの、まだ腰部椎間板ヘルニアと不整脈を抱えている。

ヘルニアによる下肢のしびれはまだ少し残っているほか、不整脈はいつ発作が起こるかもしれない。しかし、そんなことを心配していては、一生山にはいけない。体調を実戦で試してみたい気持ちもあった。

「百名山」を踏破した友人が初心者用に選んだ山は、埼玉県飯能市と越生町を分ける尾根筋に位置する「越上山」(おがみやま、566m)。「拝み山」「お神山」から転じて「越上山」となったとも言われる。雨乞い信仰の山だったともいう。

山頂は非常に狭く、展望もない。山頂から少し手前に飯能市を眺望できる見晴らしのきく場所があったので、そこで昼食休憩をとった。持参したおにぎりを食べ、友人からもらったいちごと金柑を頬張った。コンロで水を沸かし、それでドリップコーヒーを飲んだ。おいしかった。

東吾野駅からの山道は結構険しかった。何度も途中で休んだ。駅の標高は136m。標高差430m。駅から40分くらいで「ユガテ」と呼ばれる村を通った。小さな盆地で家が2軒建っていた。たまねぎ、サトイモ、ごまなどが栽培されているようだ。名前の由来は「湯」にまつわるようだが、はっきりとは分からない。

越上山から義経主従の伝説のある「顔振峠」まではすぐ。2軒ある茶屋の一軒で休んだ。東山魁夷の描いたような幾つもの山容が折り重なるようにして眼下に広がる。この日はこれ以上ないほど暖かな日差しに恵まれ、最高のハイキング日和だった。

顔降峠からまた山中に入り、今度は黒山に向けて山道を下り下りる。下りたところは越生町だった。「黒山三滝」からバスで越生駅に出て、そこから東武電車で帰宅した。10km以上歩いた。我ながらよく歩いた。

途中、足が痛むこともしびれることもなかった。トイレに困ることもなかった。大きな自信につながった。

 

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