とにかく本、本、本…
片付けなければならないものはいろいろあるが、私は事実上書籍担当だった。本に関しては簡単に捨てたり、処分したりすることができないからだ。判断が必要だ。それなりに考えて買っているので、そんなに簡単に捨てられない。基本方針は「残す」ことで臨んだ。
母屋で本を置いているのは書斎だけで、基本的には1冊もない。離れの教室(母親が小学校教員退職後、15年間塾を開いていた)の本箱や納戸に押し込む一方、2階の部屋の本箱に入れていた。
離れの本を整理し、それを段ボールに入れて、蔵の中に整理して運び込んだ。その前に蔵の中を整理しなければならない。とにかく、1つをするために、玉突き的に別の仕事が発生する。地獄だった。
蔵の中に仕舞っていた不要品や古い家具類などは運び出し、裏庭の焼却炉でひたすら燃やした。大阪から助っ人に来てくれた義兄夫婦が大活躍してくれた。