『世界を変えた薬の歴史』
「医薬品は、人類の歴史が始まる以前から我々のかたわらにあり、多くの人々を病の苦しみから救ってきた。一方で、医薬は使い方を誤れば害毒となる。医薬は歴史にプラスマイナスの両面で大きな影響を与えてきた」
「イエズス会の宣教師たちが、マラリアを癒やす不思議な木に出会っていなかったら、もしマゼランやコロンブスがビタミンCを知っていたら、もしモルヒネの分子が少しでも違った構造であったなら-、間違いなく、世界地図は今と全く違うものになっていたでしょう」(日比谷図書文化館日比谷カレッジ講座案内」
講師は国内製薬企業で医薬品研究に携わるかたわら、ウェブサイト「有機化学美術館」を立ち上げて化学に関する情報を発信。2007年に退職し、サイエンスライターとして独立した佐藤健太郎氏。