「待つ女」

 

ウェートレス物語-待つ女-

 

演出:永野拓也
待つ女代表:香月彩里(こうずき・さおり)
客演:大竹浩一
宮河愛一郎
ピアノ演奏:中野裕子(なかの・ひろこ)
パーカッション演奏:BUN Imai

誰でも自分の好きなことに一所懸命になっている姿は美しい。香月彩里もそうだ。小さいときから踊りを習い、歌を学んだ。そして今は演劇を身体を張ってぶつかっている。

「待つ女」の脚本を書いたのが彼女だ。「これまで私が観察し、研究を重ね、辿り着いた」待つ女のオンパレード。

決して香月彩里の恋愛発表会ではない。すべてフィクション。立ち止まったときにしか見えない風景がある。足を止めてみるのも悪くないかもしれない。

あらゆる待つ女をかき集めた。結構みんなさみしい。そんな待つ女に幸いあれ!

香月彩里が脚本に挑戦した「ウェイトレス物語ー待つ女ー」が8月18日(土)にStudio K(東京都杉並区高円寺南4)で開かれた。18時開演の千秋楽を見た。

人はいろんなことを考える。誰もが考える。こちらの思っていることを、いつの間にか考える。コミュニケーション能力の欠如も含めて・・・

香月彩里の作品はいつの間にか結構見ている。終わってから「君はいろんな顔を持っているね」と話したら、「そう見えるよう努力しています」との返事が返ってきた。

宮城県出身。関東国際高等学校演劇科卒業。ミュージカル「キャバレー」(演出 松尾スズキ)、同「HEADS UP!」(同ラサール石井)など舞台に幅広く活動している。昨年10月には「I Love you、you’re Perfect、Now change」をみた。

 

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