連続秒針時計

 

書斎の壁に掛けた連続秒針時計。音がしないのが返って不気味だ

 

書斎の壁に掛けていた時計がいつの間にか止まった。電池を替えても動かない。やはり時計がないと困る。スマホはデジタルだし、瞬時を知るには便利だが、あと何時間かは分からない。

それでショップに行って見繕った。しかし、びっくりした。カチカチと音がしないのである。連続秒針といって、秒針が連続してなめらかに動く。コチコチしないのだ。チクタクもしない。なぜか。

オリジナル時計メーカーのノア精密(東京都台東区)によると、秒針の動きは時計の駆動部分(ムーブメント)の種類によって、大きく分けて2つの種類があるという。

1つはステップ秒針。チクタク、コチコチ、カチカチと進むタイプだ。秒針の動きが読み取りやすく、正確に時間が知りたい場合やカウントダウンなどに向いている。また、秒針の動きが読み取り安く目につきやすいため、電池切れなどで秒針が遅れたり止まったりした場合にも気づきやすい。

もう1つは連続秒針のタイプだ。こちらは秒針がスーッと文字板上をスムーズに動く。ステップ秒針と比較すると、運針音が静かなことが大きな特徴だ。ただ、こちらも全く音がしないわけではない。実際には歯車の動く「ジーッ」という音が聞こえる。

デジタル時計は音がしない。高級な腕時計にも多く採用されている。

時計の世界も進化している。進歩しないのは私1人かもしれない。

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