「新宿→長野」バス旅
次世代森林産業展2019が8月1~3日の3日間、長野市ビッグハット/若里市民文化ホール(長野市若里3)で開催された。ちょうどこのテーマで原稿を書いていたので確認するつもりで長野に行った。
2日(金)にLSによるスマート精密林業コンソーシアム主催の報告会が予定されていて、信州大学の加藤正人教授が報告したほか、パネルディスカッションも開かれる予定だった。
新宿高速バスターミナル(バスタ新宿)は完成する前から東急ハンズ側から眺めていた。しかし、これもいつの間にか完成し、いつの間にか人が溢れかえっていた。それまでは西口のヨドバシカメラ前がバス乗り場だった。
最後にバスに乗ったのはいつだったか。思い出そうとしても思い出せない。関西に行ったときだと思うが、記憶が鮮明でない。テレビの情報番組で流しているようだが、それもほとんど見ない。
バスタ新宿は2016年4月4日開業。新宿駅周辺に分散していた乗り場をここに集約した。ターミナルビル4階から発車する。エリア別に主なメイン道路は以下の通り。
Aエリアは東北道、常磐道、南関東・アクアライン方面のほか、成田・羽田空港方面。
Bエリアは東名、中央道。
Cエリアは関越方面。
Dエリアは関西、北陸方面。
長野はCエリア。C7だった。ネット予約が普通だが、こちらは初めて。しかも、予約したのが前日だった。しかもバスタ新宿で、案内中のスタッフに「長野まで夜行便で行きたいのですが」と訪ねると、すぐさま端末を操作し、最後の1席ですと言って渡された。4200円。運行会社はアルピコ交通東京。
3列独立シート、トイレ付き、wifi充電OKだったが、格安チケットもあったはず。何か損をした気がした。何も知識がない。これではどうしようもない。
「もっと計画的にしなさい」というのが家人の口癖。しかし、「成り行きに任せる」のが私流。そのコストは自分で払わなければならない。もっと早く計画し予約も取っていれば、もっと安く切符も取れたはずだ。しかし、報告会の予定を知ったのが遅かった。
バスタ新宿を23時35分出発。関越道~上信越道を走り、長野インターで高速を降りる。あとは気が付いたら長野駅5時だった。三芳PAで20分トイレ休憩したあと、横川SAでは1時間弱休憩した。これは5時に到着するための時間調整で、実際は長野駅~バスタ新宿間3時間47分。
帰りは新幹線にした。こちらは長野駅~大宮駅(6600円)+大宮~光が丘駅間(731円)。弁当+ビールやお土産代なども含め3000円。合計1万円強。
考えれば、行きを新幹線にし、帰りをバスにすべきだった。バスは3時間でしかも練馬駅(区役所)に26分前に付く。
成り行き任せのバス旅は家人の指摘通り、時間もコストもかかることになったが、想像力の乏しい人間には身体で覚えるのが最大の教育効果だ。これまでの私の人生はすべてこの成り行き任せ。出たとこ勝負。
これは1人ではOKだとしても、やはり2人は無理。旅そのものが苦行であり、これも人生修行なのだと言い張るのも疲れるからだ。そろそろこういう苦行ともおさらばすべきだと思うのだが、どうも染み付いた習慣は忘れられない。
人生あと何年生きられるか分からないが、出たとこ勝負はやめられない。