【ドライブ】リゾート施設「軽井沢タリアセン」を間に挟んでモーニングコーヒーとロイヤルミルクティーを楽しむ

 

軽井沢ウエスト

 

■プリンスホテルの構内をゆったりと散歩

 

軽井沢プリンスホテル(長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢)はプリンスホテル(国土計画)が運営するリゾートホテル。ホテル以外にスキー場、ゴルフ場、ショッピングモールを含め110万坪の巨大エリアを抱えている。

軽井沢プリンスホテルは1973年開業の「イースト」、86年開業の「ウエスト」の2つから成る。イーストは243室、ウエストは418室を有し、おのおのレストランやバーなどが配置されている。

時間のあった日の午前中、構内に入ってウエストを歩き回った。ピックアップバスがゆったりと走り回っている。広大なスペースにコテージが配置され、970台分の駐車場スペースも設けられている。地方なので無料。けちくさい都会の駐車場とはまるで違う。実に豪勢だ。

 

たくさんのコテージが立っている

 

モーニングコーヒー

 

■カフェでモーニングコーヒーを楽しむ

 

イーストだったかウエストだったのか忘れてしまったが、昔ここにゴルフをしにきたことがある。どこに泊まったのか確認したかったが、あまりに広すぎてあきらめた。コテージに泊まったことだけを覚えているが、西か東かはあまり意味がないようだ。

ついでに立ち寄ったのがカフェオンブラージュ。軽井沢プリンスホテルのゴルフコース内の林の中にあるカフェだが、コース外からも立ち寄れることが可能だ。

屋内席のほか、テラス席や芝生の中のパラソル席もあり、自由にくつろげる。とても静かなカフェでこの日は1人でモーニングコーヒーを楽しんだ。

カフェに併設されているのがスナッグゴルフコーナー。本物のゴルフコースの隣の木陰の中にコースが設定されているようだ。スナッグゴルフ(snag golf)は米国のプロゴルファーが開発したゴルフ入門スポーツのことだ。

安全に楽しく屋外でも屋内でもコースプレイや練習ができるようになっている。小さな子どもから父親、さらにはおじいちゃんの3世代で楽しめる。各地で大会も行われているという。

 

睡鳩荘(旧朝吹山荘)

 

気持ち良さそう!

 

睡鳩荘の2階から塩沢湖を望む

 

睡鳩荘のダイニングルーム

 

うるしが紅葉し始めていた

 

■軽井沢タリアセンはリゾート施設

 

軽井沢タリアセン。軽井沢にきてずっと気になっていたが、名前はお洒落ながら、要はレジャーランド。施設の中心は塩沢湖(人造湖)で、昔はアイススケート場だったが、湖周辺が整備され、塩沢遊園が開園。その後レジャー施設が作られ、1996年に総合リゾート施設「軽井沢タリアセン」となった。

ウィキペディアによると、敷地は約10万㎡。塩沢湖にはボートなどの遊具施設、イングリッシュローズ・ガーデン、美術館、レストランなどが設けられている。遊歩道が巡らされており、のんびりと散歩もできる。軽井沢の歴史的建造物も移築され見学可能だ。

「タリアセン」(Taliesin)とは直訳すればウェールズ語で「輝ける額」という意味。詩人の名前でもある。なぜこんな名前を使ったのか、軽井沢タリアセンのHPにも言及はない。要はほとんど何も分からないまま使っているのではないか。

タリアセンは著名な建築家ライトが主宰する、共同生活を軸とする創造的集落の名前でもあるらしいが、軽井沢タリアセンHPには言及がなく、どうも関係はなさそうだ。

園内には恋人たちの作品を多く描いたぺイネ美術館や野の花を愛した深沢紅子(1903ー1993)野の花美術館、睡鳩荘(すいきゅうそう、旧朝吹山荘)などの建造物が立っており、開館している。特に睡鳩荘は昭和6年にW・M・ヴォーリスの設計により建てられ、帝国生命や三越の社長を勤めた朝吹常吉の別荘。

常吉の長女でフランス文学者でも有名な朝吹登水子が夏場を過ごすための山荘としてこの建物を使用した。軽井沢別荘建築史の中でも最も上質なものとされている。

 

万平ホテル

 

■おもてなしは万平ホテルの始まり

 

軽井沢の観光客が一度は行くという「万平ホテル」(軽井沢町軽井沢)に行った。万平ホテルは「日本クラシックホテルの会」に加わる9つのホテルの1つ。

日本クラシックホテルの会は第二次世界大戦以前に建てられ、その建物を維持(改修、復原を含む)、文化財や産業遺産などの認定を受けているなどの条件を満たした9ホテルで構成されている。

日光金谷ホテル、冨士谷ホテル、奈良ホテル、東京ステーションホテル、ホテルニューグランド、蒲郡クラシックホテル、雲仙観光ホテル、川奈ホテル、そして万平ホテル。

歴史的建造物、料理、サービスなどでひと味違うクラシック性を兼ね備えているようだ。残念ながら、まだ1つも泊まったことがない。

万平ホテルは創業1894年。「おもてなしは心なり ホテルは人なり」。万平ホテルは1764年旅籠亀屋として開業。その後軽井沢初の西洋ホテルとして誕生したのが万平ホテルの始まりだ。

当時、見よう見まねで覚えた玉子料理やサラダを作り、言葉が通じなくても一生懸命外国人をもてなす姿にゲストは感激し毎年訪れるようになったという。

 

カフェテラス

 

ホテルの歴史をたどると、1976年(昭和51年)の項に「ジョン・レノンがこの年から亡くなる前年の1979年まで4シーズン、毎年、夏にアルプス館に宿泊」とある。

万平ホテルのカフェテラスはジョン・レノンファミリーも利用していたことで有名だ。夏には爽やかな風が吹き抜け軽井沢らしさを感じる。ウッドデッキは愛犬と一緒に利用することが可能だ。

 

ロイヤルミルクティー

 

万平ホテルが厳選した紅茶とまろやかなミルクのハーモニー「ロイヤルミルクティー」を楽しんだ。ジョン・レノン直伝の逸品だそうな。もちろんお値段も逸品の1100円也。

 

昭和50年代のレシピで作ったカスタードプリン

 

果物が添えられたプリンが極めて美味だった。回転寿司の銚子丸のプリンのファンだが、万平ホテルのそれは正直格が違う。材料も違う。値段も違う。1時間ほど待った甲斐があった。

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