【ウクライナ】ロールキャベツを食べながら「ウクライナでの戦争」を思わざるを得ない世界の現実

 

ウクライナの人たちにも食べさせたいゼリー

 

■「フェイク」を主張し合う戦争

 

最近は何でもフェイクかどうかをまず疑ってかからなければならないから大変だ。報じられたニュースをうっかり信じたらあとでそれがフェイクだったりするのだ。ロシアの偽情報作戦はどうも昔からお家芸だったようだ。

ロシアがウクライナに侵攻して1カ月以上がたった。ウクライナメディアはロシア軍が占領していたキエフ近郊ホストメリで400人以上が行方不明になっており、民間人が殺害された恐れがあると報じている。またキエフ近郊のブチャでも多くの民間人の犠牲が明らかになった。

ウクライナや西側メディアはロシアの報道を偽情報だと指摘するが、ロシア国防省はブチャの写真や動画はウクライナ政府による「デマだ」と主張するばかりだ。「ウクライナ東部でジェノサイド(集団虐殺)が行われている」と指摘する一方、「ウクライナが秘密裏に核兵器や生物兵器を開発している」と根拠を示さず断定。「ゼレンスキー大統領は逃亡した」との偽情報をプーチン政権幹部が流布してもいる。

 

■民間人虐殺もウクライナ側の「でっち上げ」と反論

 

ブチャのヤブロンスカ通りに沿って横たわっている遺体についてはNYタイムズ紙が詳細な検証記事を掲載。ロシア軍の占領下にあった少なくても3週間前から放置されていたと結論づけている。

ロシア国防省は、ロシア軍は「3月30日にはブチャから完全に撤退した」として責任を否定。ロシア大統領府もブチャの写真や動画はウクライナ側の「でっち上げ」だと反論している。

ロシアは完全に情報が統制され、自由な言論活動は行われていない。ロシアがウクライナに侵攻したのは自衛措置と説明されているようだ。

ウクライナが何を言っても、「彼らの言うことはウソ八百だ」と反論する。何が本当なのか分からない。いやはやひどい時代になった。民主主義も何もない。何でもやる。これが戦争の恐ろしさだ。

米国防総省によると、どうやらロシア軍はキエフ周辺から完全に撤退し、優先地域に掲げているウクライナ東部のドンバスでの軍事作戦を強化しているようだ。ロシア軍が包囲するマリウポリのボイチェンコ市長は6日、これまでに5000人以上の一般市民が死亡したと述べた。

同市長は同市のインフラの9割が破壊され、4割は修復不可能な状況だと説明。ロシア軍は劇場や病院などに無差別攻撃を展開し、現在も空爆が続いている。英国防省は6日、「マリウポリに残っている16万人の市民の大半が水や薬、通信などを失っている」とし、ロシア軍が人道支援を妨げていると指摘した。

 

わが家のロールキャベツ

 

■孫娘が所望したロールキャベツ

 

香料や着色料、乳化剤などをたっぷり含んだ油、脂肪、糖、デンプン、タンパク質分離物などの加工食品物質を用いて工業的に作られた超加工食品。こんな超加工食品がわれわれの食卓にも上っている。

超加工食品の定義とは「糖分や塩分を多く含み加工済みの食品。保存料などを添加し、常温で保存し、日持ちを良くしたりした食品」(米国糖尿病学会)のことを指す。それらしくは見えるものの、ゴテゴテに加工され原形が全く分からなくなった食材だ。

今やわれわれの周囲は超加工食品であふれている。最近は植物肉とか代替肉とかが食卓に現れ始めた。大豆の根から取り出したDNAを遺伝子組み換え技術で作り出したヘム(heme)が代替肉の正体だ。最新のテクノロギーを使ったもので、何が何だかもうちんぷんかんぷんである。

これが「ヘルシーで環境に良い」食べ物として開発され、われわれの口に日常的に入っているのだ。最新技術ですごいなと思うものの、一体何を食べさせられているのかよく分からないのだ。恐ろしい。

わが家の家人は「ロールキャベツを作るのはいやだ」という。なぜかと聞くと、面倒だからという。キャベツを丸ごと買ってきて、電子レンジで柔らかくゆでる。芯を取って、みじん切りした玉ねぎと挽肉を合わせてパン粉や塩胡椒を知れて練り込む。

それを丸めて下ゆでして柔らかくしたキャベツで包み、爪楊枝で止める。それとは別にスープを作り、その中でロールキャベツを弱火でコトコト煮込む。キャベツがしんなりしたら出来上がりだが、どう考えても全部が終わるまでかなりの時間がかかる。

4月から中学生になった孫娘がババの作るロールキャベツを食べたいと言って春休みにわが家にきた。ババが心を込めて作ったロールキャベツが上の写真。外食すれば、何でもある。しかし調味料や添加剤などがどうも「不透明」だ。味付けも総じて濃い。本当に食べたい味とはひと味違う。

 

ハナカイドウ

 

■美人の代名詞「ハナカイドウ」満開

 

日本では北海道南部から九州まで広く栽培されているリンゴ科の落葉果樹。原産地の中国でも古くから栽培され、その花の美しさは、唐の玄宗皇帝が酔って眠る楊貴妃をハナカイドウに例えたように、昔から美人の代名詞として使われるほどだ。

4月から5月にかけて庭の新緑が目立ち始めるころに枝を埋めるようにして咲くピンク(淡吹色)の花が目に鮮やかだ。隣の家との境目に植わっており、隣地に飛び散るのではないかと気にしているところだ。

かつては同じ場所にハナスオウが植わっていた。今はハナカイドウに代わっている。桜もいいけど、ハナカイドウも見事である。1つ1つの花は大きくはないが、全体にびっしりと咲く。この花を見ているだけで、心が晴れ上がってくる。

 

定点観測の桜(練馬区富士見台4丁目)

 

もうすっかり散っている

 

まだ散り始めて間もない桜も・・・

 

今が満開の桜も・・・

 

あと何回花見をできるのかな。今年もいろいろ見たな。来年はどうだろうか。桜には色んな思いが詰まっている。

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