【庭木】蘭ちゃん10世8輪全開で丹精込めた愛情に応えてくれた胡蝶蘭に祝意を表する一方、実になる前の花をせん定する愚を犯したナンテンには御免!

ベニガク(紅額)

 

■17年目のベニガク

 

6月も4日(日)である。午前中は晴れていた。西日本は既に梅雨入りが発表されているが、関東はまだ。例年だと7日くらいに梅雨入りが宣言されそう。気象庁も正確を期しているのだろうが、何を持って正確と呼ぶのだろうか。

このベニガク(紅額)は2006年頃に植えたものだ。家内の陶芸の先生からもらったもので、もう17年目になる。ヤマアジサイの一種。

江戸時代の書物にも記載があり、古くから栽培されている。がく片の先がやや尖り鋸歯が出る。花の色がはじめ白色、次ぎに淡紅、最後に紅色となり七変化する。日当たりで赤くなる。性質が強いことから栽培は容易だ。

四季の香りバラ園(練馬区立)にも何株も植わっているが、どこでもあるわけでもなく意外と珍しいという。と思っていたら、後日、都内最大級のガーデンセンターであるオザキフラワーパーク(練馬区石神井台4)をのぞいたらたくさん売られていた。

 

蘭ちゃん(2023年4月27日)

 

■胡蝶蘭も開花

 

このブログでも何度も取り上げている胡蝶蘭(ファレノプシス・モディ)。2008年に転勤先の神戸から東京にやってきた胡蝶蘭だが、もらった胡蝶蘭をばらして単独で植えた。最初の2年は咲かなかったが、それでもしこしこ水をやっていたら何と突然咲いた。

その後も咲いたり、咲かなかったり、気ままなものだったが、2016年からは毎年のように咲いている。昨年(2022年)は6月に8輪咲いたのち、10月にも蕾を付けた。しかし力尽きたのか肥料切れなのかそのままだった。

2~3年水苔も変えていなかったので思い切って新しい物にした。大きさは同じながら鉢も変えた。そうしていたら、今年になって蕾が膨らみ始め4月には1つが咲いた。

 

遂に全輪開花(2023年6月2日)

 

■蘭ちゃん10世は8輪

 

それが1カ月と1週間で8輪すべてが咲いた。蘭ちゃん10世である。咲いたのは昨年同様、8輪すべてだった。

これまでに10輪咲いたこともある。9輪のときもあった。昨年と今年は8輪である。自分でもびっくりしているが、私の愛情の結果だ。植物は答えてくれる。自分の丹精が実現するのは実に嬉しいものだ。

胡蝶蘭の寿命は50年以上と言われる。わが家にきてまだ15年だから、あと35年は行き続ける。私より長生きするはずだ。大切にしたい。

 

ヒメシャラ

 

■可憐なヒメシャラ

 

今年もヒメシャラがたくさんの花を咲かせている。あまりにたくさん過ぎて、下に留めている車の上が落下した花輪で汚れるのが辛いほどだ。

1990年代に茨城県の友人宅に植わっていた木の苗をもらってきて植えた。5本もらったが、うち3本が大きく育った。今やわが家のシンボルツリーである。

シャラは別名ナツツバキと呼ばれ結構大きな花を咲かせるが、ヒメシャラの花の大きさは2センチくらいと小ぶり。赤褐色の滑らかな樹皮が特徴で、葉も細かく成長も遅いと言われる。

花が終わったらせん定したいと思っているが、この時期はせん定の時期ではないという。急に切ったら木が弱るらしい。せん定の時期としては秋が良いという。

プロの人にせん定を依頼したのは2018年だった。もう5年前だ。既にあまりにも驕っている。切るしかないだろう。

そう言えば、わが家の庭にはハナミズキが植わっていた。ピンクの花を付けきれいだった。ハナミズキの木も庭の半分を駐車場にするため切るしかなかった。庭も歴史があるものだ。

 

ナンテンを花の段階で切るなんて・・・

 

■ナンテンの白い花を切るなんて・・・

 

裏庭に植えている南天があまりにも大きくなりすぎたのでせん定した。白い花が咲いていたが、少しを残して大半を切った。そうしたら、「この花が終わった後に真っ赤な実がなり、正月の床飾りに使えるのに・・・」と怒られた。

大丈夫かなと思いながら切ったが、大丈夫ではなかった。花瓶に指したが、実が下に落ちて”生け花”にはならなかった。もう少し待つべきだったが、後の祭りだった。

ナンテン(南天)は、「難を転ずる」として、非常に縁起の良い木とされている。また煎じて飲むとノドに良くせき止め効果の高い生薬としても古くから利用されてきたという。

ナンテンは自然樹形を楽しむのが基本で、若木の段階でせん定する必要はないが、株元から発生する枝数が増えて込み合って害虫発生の原因になるのでせん定の必要もあるらしい。株が増えすぎると花付きも悪くなってくるという。

日本、中国、インドに分布する低木。暑さ寒さにも強く丈夫で育てやすいこともあって、和風のお庭の定番として根強い人気を持っている。

ナンテンは放っておくとどんどん伸びてしまうほど生命力があるため定期的なせん定は必要。せん定時期は2~4月が最適だ。この時期は実が終わる頃だ。

 

アプリコットキャンディ(地植え)

 

■アプリコットキャンディ

 

国・会社:仏・メイアン
系統:四季咲き大輪系
花径:8~11cm
樹高:1.5m
芳香:中香

花付きが良く、やわらかい香りが漂う。黒星病、うどんこ病に強く、丈夫でしっかりした株に育つ(京成バラ園芸)。

2022年10月23日(日)、バラの育種講座に参加し買った。ピンクノックアウトのリベンジのつもりで買ったが、うまく咲かせられるかどうかは分からない。

郵便ポストのそばに地植えしたが、うまく枝が育たないと花もうまく咲かない。幹が育つためにはやはり10年くらいは必要かもしれない。息長く育てるしかない。

2023年4月9日地植え。立水栓工事を行ったのち、そこに植えた。下部がセメントで固められており、根がうまく張るかどうか不明だ。

 

スカーレット・クインエリザベス(地植え)

 

■スカーレット・クインエリザベス

 

・浅いカップ咲き
・四季咲き
・微香
・クライミングローズ=つる性

 

ノスタルジー(鉢植え)

 

■ノスタルジー

 

・四季咲き大輪系
・ハイブリッドティローズ

 

 

 

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