山歩き

今日(5月21日)の神戸は完全に夏日。こんなに良く晴れた日はやはり外に出るしかない。目指したのは取りあえず、新神戸駅近くの布引滝(ぬのびきのたき)。地図を持つのは面倒なので、市の設置している標識が頼りだった。

 元町5丁目から北上し、まず諏訪神社にお参り。そこから諏訪山に登った。登ったとは言うものの、山頂の標高は約160m。本当に軽いハイキングだ。諏訪山の山頂近くにあるのが「ビーナスブリッジ」。

 ブリッジと聞いて、それなりの橋を想像していたが、何と、再度山(ふたたびさん)ドライブウエイを跨いで架けられた横断歩道橋のこと。ただ、それが単なる歩道橋ではなくて、美しい8の字型を描くループ橋なのがミソ。

 その上に立つと、神戸の街と港が広がり、大阪湾の向こうの泉州なども視界に入る。とりわけ、夏の日の日暮れ時あたりがベストタイムで、デートスポットして名高い。昭和46年に完成した。ただ全長は約88mしかありません。

 碇山→市章山を”縦走”し、たどり着いたのが布引雄滝。一昨日来の大雨で水量が増えた雄滝は大きな音を立てて流れ落ちていた。滝の茶店で、滝を眺めながら、ざるそばと缶ビールのランチ。こういう時間は実にいい。

 滝から歩いて降りていくと、ものの10分ほどで新幹線・新神戸駅。駅舎の下を川(新生田川)が流れていたのには驚いた。新神戸駅はトンネルとトンネルの間、つまり六甲山系の裾の谷間に設けられている駅。谷間を流れるのが生田川で、その川の何ヵ所かが滝になっているわけだ。

 東京なら、高尾山や秩父にハイキングに行くためにも、そこにたどり着くまでに3時間くらいは掛かりそう。それが神戸では3時間あれば、登り終えた上に既に下っている時間、というのは言い過ぎか。あまりの「気楽な山歩き」が自分でも信じられなかった。

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