「21世紀の減災戦略」シンポ
「21世紀の減災戦略~減災文化の構築に向けて~」と題する減災シンポジウムを傍聴した。兵庫県公館(神戸市中央区下山手通4-4-1)。震災問題のシンクタンク、ひょうご震災記念21世紀研究機構(貝原俊民理事長)主催のシンポだが、「減災」という言葉がユニークだし、「減災文化」という切り口も新鮮だ。
これまでの取り組みが、被害を出さないための「防災」だったのに対し、避けることのできない自然災害からの被害をいかに最小限に抑え、その拡大を防止するかという「減災」の視点からの取り組みの重要性を指摘し、そのために生活スタイルや社会システムのあり方を変えていく必要を訴える。即ち、「減災文化」をいかに育てるかを提唱する。