足立美術館

 湯原温泉から米子道→山陰道を1時間も行くと、そこはもう島根県。途中、大山の秀峰をいろんな角度から楽しめる。随所に山藤のブルーが鮮やか。目指したのは足立美術館(安来市古川町320)。こんなところに、こんな美術館があったのには驚いた。昭和45年開館。

 創設者は足立全康氏。地元出身の実業家だ。横山大観のコレクションで有名だが、ほかに河井寛次郎や北大路魯山人のコレクションもある。とにかく並大抵の規模ではない。絵画とともに、ここの見所は日本庭園。何と1万3000坪と半端じゃない。

 生の掛け軸はすばらしい。床の間の壁をくり抜いて、あたかも一幅の山水画が掛っているかのよう。足立美術館の名物の1つだという。生の額絵は館内の窓がそのまま額縁になっていた。枯山水庭のほか、高さ15mの亀鶴の滝も設えられている。とにかく絵に描いたような庭だ。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

神戸日誌

Previous article

湯原温泉「砂湯」
神戸日誌

Next article

安来節