汐留シオサイト

 昔、新橋貨物駅があったあたりを「汐留(しおどめ)」と呼んでいた。この跡地から浜松町駅に至る31haを開発する事業が「汐留シオサイト」と今風に称している。何もないところに忽然と高層ビルが建った。街開きは2002年(平成14年)。8年しか経たない若い街である。

・電通本社ビル
・日本テレビタワー
・パナソニック電工東京本社ビル
・汐留シティビル
・東京汐留ビル(コンラッド東京)
・汐留メディアタワー(パークホテル東京・共同通信本社)

 お台場に行く新交通「ゆりかもめ」の裏側に聳え立つ高層ビル群は見事だが、それに比べてJRの線路を挟んだ反対側のいわゆる”機関車”側は雑居ビルが所狭しと軒を並べる対照的な風景が広がっている。サラリーマン族がうっぷんを晴らすアフターファイブの昔ながらの新橋である。


 JR新橋駅の出口の1つ「烏森口」(からすもりぐち)の名前の由来である烏森神社もこちらにある。「伸びゆく新橋の地にふさわしい近代建築美にあった神社」と神社の縁起には書かれていたが、神殿に通じる参道沿いに飲み屋が並んでいるのには感心した。流石、新橋である。ちなみに神殿はコンクリート作り。昭和の近代建築美とはコンクリートだった。

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