クロッカス水栽培

  農業祭で買ったクロッカス(Crocus)を会社のデスクの上で水栽培で育てることにした。クロッカスはアヤメ科クロッカス属の総称らしい。ヨーロッパでは春を告げる花として人気があるという。ギリシャ語のクロケ(kroke)からきた言葉で糸を意味する。花としては伝統派、正統派である。

 最近の花屋の店頭には舌を噛みそうな、とても覚えられそうもない名前の花が百花繚乱の如く並べられている。純正統派の菊なんか、むしろ後ろのほうで小さくなっているほどだ。街路樹もいつの間にか、花ミズキなどという外来種が席捲してしまった。ヒヤシンスやクロッカスなどという名前を聞くと、ひどく懐かしい気持ちになる。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.