ブロッコリー&カリフラワー兄弟

 今朝はこの冬一番の冷え込みだったが、朝日を燦々と浴びて畑の野菜もみずみずしさに輝いていた。キャベツとブロッコリー、それにカリフラワーが並んで植えられている。とりわけブロッコリーとカリフラワーのツーショットはいつでも見られるわけではないので記念撮影した。

 左がブロッコリーで深い緑色をしている。中にこぶし大のつぼみがあってそれと茎を湯がいてマヨネーズをかけて食べるのが一般的だ。ビタミン、ミネラル、植物繊維などをバランスよく含み、なかでもビタミンCはキャベツの約4倍、果実のレモンよりも多い。カロチン、カルシウム、鉄なども入っている。緑黄色野菜のエースだという。

 右はカリフラワー。ブロッコリーに比べると、色が少し薄く、全体が大きいように見える。ブロッコリーより大きな塊を食べるが、これはつぼみではなく、つぼみの一歩手前の状態(カート)が肥大化したのだという。説明がよく理解できない。新鮮ならば、生をドレッシングにかけてぼりぼり食べるとたまらなくおいしい。

 ブロッコリーとカリフラワーはどちらも地中海沿岸が原産のアブラナ科の野菜。親はキャベツだ。キャベツを品種改良してできたものがブロッコリー。ブロッコリーが突然変異を起こして白くなったのがカリフラワーだという。兄弟だった。

 ブロッコリーが日本に入ってきたのは明治初期。本格的に栽培されるようになったのは戦後になってから。昭和30年ごろから市販されるようになった。日本ではむしろカリフラワーのほうが先に普及したものの、その後の緑黄色野菜ブームに乗って現在はブロッコリーの人気のほうが高いという。ただ、個人的にはカリフラワーのほうが好きだ。

 

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