謹賀新年2012

味噌雑煮

 

おせち

 

新井薬師

 

ねがい地蔵尊

 

2012年の正月は05年1月以来、7年ぶりに東京で迎えた。過去6年間は毎年、兵庫県丹波の実家で正月をした。正月休みが短く、交通混雑が激しいことも帰省を見送った理由の1つだ。田舎の正月は格別のものがあるが、都会の正月も悪くはない。のんびりできるのは嬉しい。

関西風の味噌雑煮を味わった。それとおせち。スーパーなどは元旦から店を開けているので、特に用意をしなくても困らないものの、主婦がのんびりするためにはおせちは欠かせない。

薄日が差す程度で、寒い元旦だった。しかし、やはり初詣に出掛けなければ気分的に落ち着かない。明治神宮や川崎大師などは大勢の人が押し掛けるので敬遠し、近間の新井薬師梅照院(中野区新井5)に行った。真言宗豊山派。自宅から車で20分ほど。とにかくお坊さんの法話が、外にいてもはっきり聞こえてくるほど親近感のあるお寺はそんなにあるものではない。

新井薬師は大学生時代のたまり場・高田馬場から西武新宿線で15分ほど。大学時代に知り合った先輩が新井薬師に住んでいたこともあって、若い女性2人がやっていた駅近くの喫茶店「デュエット」にはよく通った。お寺には全く関心がなかったものの、新井薬師は身近な存在だった。

梅照院HPによると、新井薬師の開祖は相模国(神奈川県)の僧・行春(ぎょうしゅん)。天正14年(1586)のこと。薬師如来と如意輪観音の2仏一体が本尊で、江戸幕府2代将軍秀忠の第5子和子が患った悪質な眼病が祈願して治癒したことで、「目の薬師」と呼ばれ、あるいは第5世玄鏡が元和3年(1617)に如来の啓示によって、優れた小児薬を調整したことなどから「子育て薬師」とも呼ばれている。

境内の一角に「ねがい地蔵尊」があって、お地蔵さんに水をかけて治してほしい部分をこすると良いといわれている。治してほしい部分やお願いしたいことはたくさんあるので、つい熱心にお願いしてしまった。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.