『The Lady』

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作品名:『The Lady アウンサンスーチー 引き裂かれた愛』
キャスト:ミシェル・ヨー(アウンサンスーチー)
デーヴィッド・シューリス(スーの夫マイケル・アリス)
監督:リュック・ベッソン(2011年/フランス)
観賞館:シネマスクエアとうきゅう

 

アウンサンスーチーは今や時の人である。自ら望んでそうなったわけではなく、凶弾に倒れたビルマの独立運動家の父・アウンサン将軍の娘として生まれた出自、母の看病のため帰国したビルマで独裁政権打倒を叫ぶ民主化運動のリーダーに祭り上げられた運命などが彼女をして、時代の最前線に押し出した。

オックスフォード大学留学中に知り合ったチベット研究者マイケル・アリスと1972年に結婚。長男アレクサンダーと次男キムをもうけた。1985年から86年にかけて京都大学東南アジア研究センターの客員研究員として来日もしている。

彼女の人生が変わるのは母の看病のためにビルマに帰国した1988年から。62年の軍事クーデターにより政権を奪取したネ・ウィン軍事政権は強権的な政権運営を行い、民主化運動を抑圧。スーが里帰りした当時は学生を中心に反政府運動が激化、政権側の弾圧も強まっていた。

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