「CEATEC JAPAN2013」
最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC(シーテック)ジャパン2013」が1日、千葉市の幕張メッセで開幕した。今年は自動車メーカーの参加が4社に増え、「走る情報端末」化するクルマとの融合を強く印象づけた。
電子部品メーカーの多くも自動車向けシステムやデバイス、部品を前面に押し出しており、電機・電子部品ショーというよりもモーターショーの趣が濃厚だった。
それを最も印象づけたのが近くのホテルで行われたオープニングレセプション。日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)が登場したからだ。今年はITS(高度道路情報システム)関連技術の世界会議が今月14-18日に東京で開催されるほか、11月には東京モーターショーも開かれるため、3イベントの連携を訴えるためだったが、逆にシーテックのモーターショー化を目立たせることになった。
腰痛を気にしながらの取材で、正直辛かった。会場内は歩き回るしかない。プレスセンターが設けられており、そこで休憩できたのは嬉しかった。
それにしても、世の中はドンドン変わっていく。その変化に付いていく元気もパワーもないし、付いていくつもりもないが、どういう風に変わっていくかだけは知っておきたい。知っていて、自分の意思で付いていかないことを選択するのならば、まだ自尊心を保てるからだ。
何も分からないまま、置いてきぼりを食うことほど、みじめなことはない。そうは思っていても、いずれ、そんな状態になるのだろう。そのときはそのときだ。