小学校の展覧会
自宅のすぐそばにある練馬区立高松小学校。少子化で児童減少、クラス減少に陥っている小学校がほとんどだというのに、この小学校は児童が増え続けている珍しい存在だ。
学校が創立された35年ほど前は畑に囲まれ、のどかな風景が広がっているものの、今や宅地化の進展で、我が家を含め周囲はすっかり住宅地に変貌してしまったからだ。新しい住民は大体が小さな子どものいるファミリーだ。学校を目がけて住宅が建ったのかもしれない。
セキュリティーの問題もあってか、引っ越してきた15年ほど前は自由に裏門から校内に入れたのに、いつのまにか、裏門はしっかり施錠され、たまに日曜日の校庭開放日でも校内に入ろうとすれば、まざわざ正門に回らなければならなかった。選挙の投票日もいつもこの体育館で投票しているが、この日は展覧会。裏門から正々堂々入れるのが嬉しかった。
小学生の展覧会だと言って侮っては決していけない。なかなかのものである。もちろん1年生から6年生までだから差はあるが、どれもこれもなかなかの力作である。自分が小学生当時、こんなレベルのものを作っていたかというと自信がない。
今年の展覧会は6学年通じて「海」や「水」をテーマにしたアクアミュージアム。体育館が潜水艦や水族館に変身した。体育館の外は太平洋ならぬ、高松洋が広がっているという。