「キャプテン・フィリップス」

作品名：キャプテン・フィリップス（原題CAPTAIN PHILLIPS）
２０１３年アメリカ映画／２０１３年日本公開作品／上映時間２時間１４分
監督：ポール・グリーングラス
キャスト：キャプテン・リチャード・フリップス（トム・ハンクス）
ムセ：バーカッド・アブディ

ソマリアは今や海賊で有名だ。国際社会に知られているのはソマリア沖で海賊行為が頻繁に行われているという事実だけだ。ソマリアが国としての体裁をなしていないことは１９９０年代から指摘されていた。

２００９年４月、オマーンのサラーラ港からケニアのモンバサ港に向かっていたアメリカ船籍のコンテナ船「マースク・アラバマ号」がソマリア沖で海賊に襲撃された。

船長と乗組員は２０人。非武装のアラバマ号は、たった４人の武装したソマリア人海賊にあっけなく乗っ取られたしまった。フィリップス船長は船員らを助けるため自らが海賊の人質となり、アラバマ号の救命艇に乗り込み、陸地に向かう。

極限状況の中で海賊側とオバマ大統領の指令を受け、国家の威信を掛けて作戦を行う米軍との間で息を呑むような駆け引きと対決状況が続く。海軍特殊部隊シールズも最後に登場救出作戦を実行する。なんともリアルなシーンの連続だ。