超高層椅子のバランス芸
超お祭り＠日比谷公園
日比谷公会堂が誰でも自由に入れるオープンデーだったので、公園に行ったのは午後４時。公開は午後4時まで。アウトだった。航空会館でゆっくりしていて、このことをすっかり忘れていた。しかし、公園が騒がしかった。よく分からないが、東京ディスプレイ協同組合がお祭りをやっていた。夜は盆踊りもあるという。
椅子５つ上
大噴水の前に来たときにちょうど始まったのが中国雑伎芸術団のパフォーマンス。大道芸人によるアクロバットだが、そんじょそこらの芸ではない。中国独特のものだ。
サーカス的な要素が中心だが、舞踏的な動きも含まれている。シルクドソレイユなど世界中のサーカスに芸人を派遣しており、極めてレベルが高い。皿回し、大武術、フラフープ、ローリングバランス、椅子倒立など雑伎（アクロバット）の種類も豊富だ。
この日登場したのは四川省出身の于涛（ウ・チャオ）さん。２２歳。6歳で雑伎団に入り、雑伎一筋。２００６年に来日、以来、中国本土の大型雑伎団から集められたメンバーで構成する在日中国雑伎芸術団である「株式会社領民企画」（代表・団長 神山領民氏）に所属、日本各地でパフォーマンスを行っている。私が見たのはこれが初めて。
さらにもう一脚重ねる
そこで倒立する
こんなことも・・・
何ともはや・・・
無事生還！
現在放映中のピザハットのＣＭで、ピザを頭の上に何枚も乗せて、お店から出てくる女性が放映されている。普通の人間がこんなことできるのかな、と不思議に思っていたら、どうも彼女らしい。それなら、不思議でも何でもない。
日中関係は良くないが、午後４時すぎとはいえ、猛暑の中で、スリリングなパフォーマンスをやり切った彼女に敬意を表して、つい千円札を投げ入れてしまった。芸術と政治は切り離したい。
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