「戦後」とはどのような問題だったか

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会見する加藤典洋氏(左側)

 

テーマ:戦後70年「70年目の戦後問題」
会見者:文芸評論家・加藤典洋氏(かとう・のりひろ)
2014年11月7日@日本記者クラブ

 

戦後に生まれ、それなりに無我夢中で生きてきた。戦後とは何かを考えるよりも、生まれたときが既に戦後で、その中に必死に生きていくしか選択肢がなかった。戦後の意味を深く考えるユトリもなかった。とにかく、今を生きることに忙しかった。

しかし、戦後を考えることに取り組んでいる人もいた。考えざるを得ない立場に追い込まれていた人もいた。加藤典洋氏もその1人で、ずっとこの問題を考え、『アメリカの影』(1985)、『敗戦後論』(1997)、『人類が永遠に続くのではないとしたら』(2014)などの著作で問題提起してきた。

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