うぐいすボール

　　　　　　　　　　袋もおしゃれ

植垣米菓

かりんとう風あられの米菓「鶯ボール」（うぐいすボール）をいただいた。関西ではお馴染みの米菓だが、関東ではあまり馴染みがない。造っているのは植垣米菓（本社・神戸市長田区）。1907年（明治40）創業の米菓一筋のメーカーだ。

手揚げのうぐいすボール

うぐいすボールは「もち米を使ったかりんとう」。化学調味料、保存料、着色料を一切使用していない、昔ながらのお菓子。原材料はもち米、小麦粉、砂糖、食用油、食塩、水飴の6種類。

中身が白いもち米あられでさくっとした感触。外側の茶色い殻の部分は小麦粉で出来ている。油で揚げると、殻の部分はかりんとうのように茶色になるという。全体としていはあられ＋かりんとう。

1930年（昭和5）に誕生し、それ以来80年以上にわたって関西の茶の間のお供の座を維持しているとか。現在では創業当時の手間暇かけた伝統製法「手揚げ」を復活しているという。

関東に来てからずっと忘れていた。久しぶりに食べたら、やっぱりおいしかった。名前の由来は「その形が梅のつぼみに似ていて『梅に鴬（うぐいす）』の発想で命名された」とか。よく分からないが、名前が定着していることだけは確かだ。