英EU離脱

 

夕刊紙の一面には「離脱」の特大見出しが躍っていた

夕刊紙の一面には「離脱」の特大見出しが躍っていた

 

英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる国民投票の結果が気になっていた。午前11時半過ぎて出掛ける時には、テレビの開票速報では「離脱」優勢だったが、最終的には「残留」で決着すると楽観していた。それなのに・・・

シンポジウムが終わったのは午後5時ごろ。スマホで確認するのも面倒だったので、そのまま地下鉄大江戸線大門駅まで歩いた。構内の売店に目をやってびっくりした。「離脱」の特大見出しが躍っていた。

すぐさま夕刊紙を買って車内で読んだ。世論調査の「残留優勢」予想を覆して離脱が決まった。本当に驚いているのはむしろ「離脱派」だったかもしれない。これで大英帝国のさらなる衰退が始まった。

世界はやはり動く。なかなか動かないようでいて、動いている。大体は悪い方向に動くことが多い。人類は進歩ではなく、退歩を選択するのが好きらしい。英国に追随する国が出てくれば、世界はグローバリズムからナショナリズムに流れを変える。これで米国で「トランプ大統領」が誕生すれば決定的だ。

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