減量で椎間板ヘルニアの痛みが消えた!?

 

スパゾーン光景

ガラス越しにプールエリアをのぞく(スポーツクラブ)

 

スポーツクラブでの運動をこれまでの「時間が空いたら」から「原則毎日」に切り換えた。運動を続けることで体重が落ちた結果、過去3年間苦しんできた腰部椎間板ヘルニアによる下半身の痛みやしびれが解消したからだ。

直接的な因果関係は分からないが、痛み・しびれの解消と減量の時期とがほぼ一致するからだ。ヘルニアの原因は老化などもあり、特定できない。それゆえ、こうすれば治るというものでもなく、ひたすら化学療法(服薬)と物理療法(リハビリ)を続けるしかなかった。

椎間板は背骨と椎骨のすき間にあるクッション。この椎間板が体重などの圧力や歪んだ姿勢によって押しつぶされ、飛び出して脊柱管を狭めてしまう。椎間板が神経を圧迫すると、炎症が起こり、痛みやしびれが出る。これが辛い。歩けなくなる。生活に重大な支障が出る。

「昔は椎間板が出たら大問題だと言われていたが、今は大した問題ではない。痛みの伴わないヘルニア持ちもいっぱいいますよ。手術をしないで治療すれば治る。そのために炎症を消す薬も出している。リハビリで圧迫による血の通いが悪くなった状態が少しでも栄養が行き渡ると痛みも取れますよ」(銀座医院の斎藤医師)

椎間板ヘルニアを診断されたのは2013年9月13日だった。それから治療が始まった。あまり熱心に治療はしなかった。当時体重は68kgくらいはあったと思う。1年後に潰瘍性大腸炎で2回にわたって入院・手術。15年2月7日に退院したときの体重は約63kg(最初の手術直後は60kg台)だった。

その後同年4月は64kg、5月65kg、7月66kg、16年1月67kgまで戻った。退院後体重がかなり減ったことでヘルニアの痛みやしびれも収まったかのように思えた。そのまま消えてなくなると願ったが、今年最初は痛みがやや再燃した。やっぱりダメかと思ったが、体重が66kg台に落ちたころから痛みを感じなくなってきた。しびれも消えた。

足の痛みを気にすることなく歩き回れるのは嬉しい。痛みがあれば、歩くことが億劫になる。歩き回ることが仕事の記者が歩き回れないようでは仕事にならない。

運動と言ってもプールで水中歩行し、少し泳いで、あとマッサージプールで仕上げるだけの軽い運動だ。しかし、こんな運動をそれまでの月5回くらいから、7月ころから週2回ペースにペースアップ。8月からは週3回に引き上げた。体重も64kg台で推移している。

身長から測った場合の至適体重は64kg台だ。過去の経験から言うと、66kgあたりが一番体の切れがいいような気がする。あんまりやせると貧相になるような気もする。これ以上やせる必要はないのかもしれない。

ヘルニアの痛みが再燃しないようにできるだけのことはするつもりだ。歩き回れなくなったらおしまいだ。これが減量で可能ならば、他のものを犠牲にしてもいい。

「最終的には自分の体を治す自然治癒力。これを信じたらどうですか」(斎藤医師)。信じて良かった。

 

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