横野柿

 

封に密閉された横野柿(東京都練馬区のライフで購入)

 

今年はよく柿を食べている。田舎に行けば、どこの家にも柿の木が2~3本あって、この季節になると、もいで食べていた。柿は普通ただで、買う物だという気はしない。

それがいつのまにかスーパーなどで買う習慣になっている。最近は結構高く、120円くらいはする。家人が新しもの好きの私のために買ってきたのがビニールに入った「よこの柿」(横野柿)。

渋柿の渋を抜くためにビニールに入れ、焼酎をふって封を閉め、7日から10日ほど置いておく。そうすると、きれいに渋が抜ける。

旬の食材百科」によると、横野柿はもともと山口県下関市安岡町横野の竹林に自生していた柿で、今から約280年ほど前に発見された渋柿。現在、その原木は天然記念物に指定されている。

横野柿は富有柿より一回り大きく、やや腰高でヘタの部分が少しくぼんでいる。これまでは渋抜きが難しく、生産者も減りつつあるようだが、近年個包装による脱渋方法の研究が進み、かなり安定した状態のものが流通するようになってきている。これはライフ練馬店で買った。

主な産地は愛媛県で43.9ヘクタールと全体の約97%を占めている。2位は高知県の1.4ヘクタール。量が少なく希少な柿の一つで、柿の中でも高級品として扱われている。JA周桑農業協同組合の販売所「周ちゃん広場」から出荷されている。

晩成種で、12月いっぱい出回っている。1個158円(税込み価格170円)。

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