とんでん

 

 

和食レストラン「とんでん」

久しぶりに和食レストラン「とんでん」に行った。札幌市本店ながら、埼玉県に42店と多く、東京18店を含め合計109店舗。5年前は113店だったので業容縮小している。悩んだ挙げ句、自宅から近いこともあって「とんでん光が丘店」に落ち着いた。

メニューを見ていると、食べたいものが多い。目が食べたいのだ。しかし、それを基準に頼むと、大体が失敗する。実際に味わってみると、やはりおいしくないのだ。

何を食べてもおいしくない。まずくはないが、うまくもないのだ。つまり、平均的な味なのだ。店が店である。高齢者から子どもに至るまで年齢層も幅広い。とんがることはできない。平均的な味を出すのが「とんでんの味」だろうが、平均的な味そのものが意外と難しいのかもしれない。

何でもある。どんな要望にも応えられる。見事と言えば見事である。しかも、われわれが光が丘に引っ越してきた20年ほど前からあった。

しかし、やはり時間ととともに、光が丘周辺でもいろんなところで変化が生じている。ダイソー前の喜多方ラーメン「めんの郷」光が丘支店が10月末で閉店した。ずば抜けたおいしさではなかったが、20年間ぶれない味で一定の評価があった。その店がなくなった。

隣の板橋区でも異変が起こっている。地下鉄赤塚近くのレストラン「ジョナサン」下赤塚店が閉店するという。いつもそこでランチしていた人たちはどこにいくのだろう。

練馬駅北口の風景に溶け込んでいたミスタードーナツ練馬ショップも「ドーナツ戦争」のあおりを食らって8月末で46年間の幕を閉じた。駅2階にあったドトールコーヒーショップ練馬駅店も11月24日19時をもって消えた。

新しい店も開店している。その一方で閉店も少なくない。これが世の習いなのかもしれない。

 

漁師のこぼれ鮨(税別1380円、味噌汁付き)

 

かっぱ巻きの上にねぎとろ(40g)、かに(40g)、いくら(40g)をこぼれるほどぜいたくに乗せたとんでん漁師飯の1つ。私はいくらが嫌いなので家人がいただいた。それなりの味はしたという。

最初座ったテーブルは代えてもらった。隣のテーブルで大声で句会をやっていて、うるさかった。しかも、おじさんのダミ声が不思議なことによく通った。かなり離れていても、ときどき聞こえた。こんなことを考えながら食事をしていたら、うまいことなくて当然かもしれない。

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