新居の明かり
3男が新居に引っ越しした。わが家から車で10分くらい。自転車で15分くらい。同じ練馬区内だから、歩いて行けなくもない。引っ越し作業は本人たちと業者がやるので、ジジババの出番は特にない。引き受けたのは孫の世話だ。
孫3人が前泊。息子夫婦は夜、子どもたちを寝かした後、最後の梱包作業のため、自分の家に戻った。3人はわが家でお留守番で、夕方新居を訪れた。地元の地主が庭の一部を不動産業者に売却し、そこに9軒が建った。
あっという間にモダンな家が建ち、どの家でも新しい生活が始まっている。少し不思議な気がする。定着すると、永遠に続くような気がするが、ある日突然、終結することもあり得る。
人間の生活はたかだか80年くらい。そのうち、自宅にいるのは普通、20~25年。長いようで、短い。しかし、それでも、自分の家は自分が生活する拠点。ここですべてが始まる。やはり自分の依ってきたる自宅は重要である。